男性とピラティス
男性がピラティスをする。
何だかあんまりイメージが湧かないですね。
確かに、ピラティス=女性がやるもの。みたいなイメージが定着してしまった感はあります。
海外では男性がピラティスを行うことは結構普通なことのようでメンズピラティスなんて言葉もあります。
日本では男は身体を鍛えてなんぼのワークアウトの世界観がまだまだ根強い感じもします。
この価値観は否定することでは無いし、逞しい肉体を作りたいという欲求はあってもいいし、自分も昔よりは薄れましたが、憧れはあります。
プロレスラーやボディビルの選手の様に仕事柄鍛えざるを得ない方々もいらっしゃいます。そこに彼らの人生の美徳があり、そこは否定をするべきところではないです。
ただ筋肉を鍛えて逞しくなったとして、それが健康な姿といえるのかどうか。
外見的にはとても健康そうに見えても、実は風邪を引きやすかったり、精神的に弱かったりしたら?
これだと本当の意味で健康とは言えないだろうなぁと思います。
僕がよく見かけるのは身体は鍛えても内側が追いつけず、精神的にバランスを崩してしまうような人。
もちろん、上手くトレーニングしてらっしゃる方もいて、その人たちは別に僕のような存在は必要としていないでしょう。
ピラティスがお役に立てるとすればトレーニングももちろんですが、よりご自身の内面と向き合うセラピー的な要素だったりします。
ピラティスでお腹をへっこめるとか、身体の痛みを軽減していくことも大事ですが、もう少し踏み込んでそれよりも大事なことをピラティスを通して発見して、よりステキな男性になっていくことも必要なことではないでしょうか。