ピラティスの歴史 その1
ピラティスは、ドイツ人のジョセフ・ヒューベルトゥス・ピラティスによって開発されたエクササイズです。
幼少の頃から身体が弱く、喘息や、くる病などの病気に悩まされていた彼は、自分自身を鍛えるためにヨガやボクシング、体操などで身体を鍛えていきます。このような中から効果的な要素を取り入れて独自のエクササイズを作り上げました。
第一次世界大戦中には従軍看護師として戦争で傷ついた兵士のリハビリを行いました。彼が担当した患者は、当時流行した風邪に誰も感染しなかったと言われています。負傷兵のリハビリからもとになったエクササイズがマット上で行うピラティスのもとになっています。
ドイツからアメリカに渡ったピラティス氏は自身の考案したエクササイズを広めるためにニューヨークにスタジオを開設しました。この時のエクササイズ自体の名前は『ピラティス』ではなく、『コントロロジー』(contrology)
と呼ばれていました。
このスタジオは徐々にダンサーや俳優の間で評判になり、ピラティスが人々の間で広がっていき、スポーツ選手やセレブもスタジオへ通うようになりました。